家の中の臭いって、とても気になりますよね。芳香剤や消臭スプレーを使ってもなかなか臭いが消えないとき、臭いの元をたどっていくと大抵の場合、水回りではありませんか?気になる水回りの臭いをスッキリさせれば、毎日の生活がもっと素敵になるはずです。
今回は、臭いもとになりがちな場所である【キッチン・お風呂・トイレの3か所】の臭い対策をしていきましょう!
場所別:水回りの臭い対策
掃除はきちんとしているはずなのに、なぜか水回りの臭いが取れないということはありませんか?掃除のやり方や掃除する場所を変えるだけでも効果が期待できます。それぞれの場所ごとに確認してみましょう。
キッチン
●三角コーナーのゴミ
キッチンの一番の臭いの元は、生ゴミです。水分をたくさん含んだ生ごみは、雑菌が発生しやすく臭いの元になります。
三角コーナーの生ごみを1日以上放置していませんか?一日の終わりには必ず生ごみをまとめて捨てるようにしましょう。捨てるときは、必ず水気をきるようにしてください。水分量が多く水気をきるのが難しいときは、牛乳パックの中に入れるのがおすすめです。ガムテープなどで密封すれば臭いが漏れにくくなります。
●コンロの油汚れ
見落としがちなのがコンロの油汚れです。調理後に飛び散った油を放置してしまっていると、酸化した油がいやな臭いを発し始めます。さらに、時間が経てば取れにくくなってしまうのもやっかいです。
油汚れが気になる方は、重曹を使ってお掃除するのがおすすめです。水200mlに対して重曹を小さじ2杯混ぜたものをスプレーしてからふきんで拭き取れば、きれいに汚れを落とせます。ぜひ試してみてください。
お風呂
●排水口の汚れ
排水口には髪の毛や石鹸、皮脂などが流れてきているため、雑菌が発生しやすくぬめりと臭いの原因になります。
髪の毛を取り除いた後は、すべてのパーツを外して洗うようにしましょう。その際に、重曹を粉のまま上からかけて洗うと汚れが落ちやすいです。
●浴槽エプロン
浴槽エプロンとは、浴槽の側面部カバーのことです。浴槽エプロンは簡単に取り外すことができます。普段から掃除するところではないので、湿気がこもりやすくカビの温床になっていることが多いです。取り外すときには必ず換気するようにしましょう。
根強いカビが生えている場合もあるためアルカリ性のカビ取り用洗剤を使用されることをおすすめします。カビは油汚れと同じく酸性の汚れなので、アルカリ性洗剤が効果的です。
トイレ
●便座
便座や便座の周辺から臭いがするというときは、便座の裏やウォシュレット部分を確認してみましょう。飛び散った汚れが便座裏にこびりついていたり、ウォシュレット部分に水垢や飛び散った尿によってカビや汚れが繁殖して臭いの元になっている場合があります。細かい場所の汚れは、綿棒などを使うとよいでしょう。
●壁や床
私たちが思っている以上に、尿は飛び散っています。とくに壁は見落としがちですが、背丈よりも高いところまで拭き取ることで臭いが解消されることもあります。
お掃除の際は、重曹スプレーを使うと効果的です。また、口の広い容器の中に重曹を粉のまま入れ、トイレの邪魔にならないところに置いておくだけで、消臭・吸湿効果を発揮してくれるためおすすめです。
●掃除道具
ずっと同じ掃除道具を使っていませんか?いくら掃除を頑張っていても肝心の掃除道具から臭いを放っていては意味がありません。
水分を含みやすいブラシやブラシ受けはカビが発生しやすいため、掃除後は水気をきちんと切ってからしまいましょう。トイレブラシを洗うことはなかなかできないので、定期的に掃除道具を交換することも重要です。
水回りの臭いは排水管が原因かも
上で紹介したような、水回りの臭いの元と思われる場所をいくら掃除しても臭いが取れない場合、排水トラップのトラブルや排水管の汚れのおそれがあります。
排水トラップ
排水管は、水で封をすることによって下水管からの臭いや虫を防ぐ構造になっています。それを排水トラップと呼び、何らかの不具合で排水トラップの水がなくなると下水の臭いが上がってくる原因となります。排水トラップには取り外せるタイプのものもあり、定期的に掃除をしないと汚れがたまってトラップ自体が臭いの原因となります。
排水管
排水口から臭いが上がってきて、水の流れが悪い場合は排水管汚れが原因かもしれません。パイプ用のブラシで汚れをかき出してみたり液体や錠剤などお好きな家庭用のパイプクリーナーを使ってみましょう。
パイプクリーニングもおすすめ
大抵の場合、いずれかの方法で臭いは改善されるはずですが、どうしても臭いが取れない場合はプロのパイプクリーニングを試してみませんか?パイプクリーニングはご家庭の掃除では取り切れない臭いもスッキリさせることができます。水回りの臭いが気になる方はぜひご相談ください!