月別に見た紫外線量は、どれほど違うのだろうと気になっていませんか。
気象庁の月別平均データによると、冬の間は紫外線量が少なく、4月頃から徐々に増えて7〜8月にピークを迎えます。そのため、通念の紫外線対策が欠かせません。
この記事では、月別・時間帯別のUVインデックスデータや月別に見る紫外線対策方法をご紹介します。室内でできる日焼け対策もご紹介しているため、ぜひ参考にしてください。
UVインデックスから読み取れる月別・時間帯別の紫外線量
まず、月別・時間帯別の紫外線量をUVインデックスを参考にご紹介します。UVインデックスとは、人に影響を及ぼす度合いを表すために紫外線の強さを指標化したものです。
数値の読み方は、下記の表を参考にしてください。
UVインデックスの数値 | 推奨されている外での過ごし方 |
---|---|
11+:極端に強い | 日中の外出はできるだけ控える |
8〜10:非常に強い | |
6〜7:強い | 日中はできるだけ日陰にいるようにする |
3〜5:中程度 | |
1〜2:弱い | 安心して室外で過ごせる |
それでは、月別・時間帯別の紫外線量を確認しましょう。
月別にみるUVインデックスのデータ
つくばで観測された2023年の月平均値データを下記の表にまとめました。
1月 | 1.9 |
---|---|
2月 | 3.1 |
3月 | 3.8 |
4月 | 5.9 |
5月 | 6.5 |
6月 | 6.4 |
7月 | 8.2 |
8月 | 8.8 |
9月 | 6.2 |
10月 | 3.8 |
11月 | 2.3 |
12月 | 1.7 |
参照:国土交通省気象庁「日最大UVインデックス(観測値)の月平均値の数値データ表」
5月〜9月は、「紫外線が強い」を示す6以上の数値となっています。なかでも7月8月は「紫外線が非常に強い」を示す8以上となっており、外出の際は帽子・長袖・日焼け止めの利用を推奨されています。
5月〜9月は、「紫外線が強い」を示す6以上の数値となっています。なかでも7月8月は「紫外線が非常に強い」を示す8以上となっており、外出の際は帽子・長袖・日焼け止めの利用を推奨されています。
時間帯別にみるUVインデックスのデータ
1994年から2008年までにつくばで観測された7月の時別累年平均値データを下記の表にまとめました。
6時 | 0.4 |
---|---|
7時 | 1.4 |
8時 | 3.3 |
9時 | 5.7 |
10時 | 8.3 |
11時 | 9.6 |
12時 | 10.2 |
13時 | 8.7 |
14時 | 7.0 |
15時 | 4.4 |
16時 | 2.2 |
17時 | 0.8 |
18時 | 0.2 |
参照:国土交通省気象庁「月最大UVインデックス(観測値)の時別累年平均値グラフ」
日の出から徐々に紫外線量が増え、正午には「紫外線量が非常に強い」を示す10.2といった数値が出ています。正午から徐々に日の入りにかけて、紫外線量が減っていきます。
7月は、10時〜14時の数値が特に高いため、できるだけ外出を控える方がよいでしょう。
月別にみる紫外線の種類の違い
紫外線にはUV-A・UV-B・UV-Cの3つの種類があります。UV-Cはオゾン層に吸収されてしまうため、人体に影響を与えません。
一方、UV-AやUV-Bは地上に到達して、浴びると日焼けを引き起こしてしまいます。
ここでは、月別における紫外線の種類の違いを確認しましょう。
UV-A
UV-Aとは、紫外線のなかでも波長の長いものです。波長が長い分、真皮まで届いてしまい、肌の老化の原因になるといわれています。炎症を引き起こさないものの、対策をしないまま浴び続けると、しわやたるみを引き起こす原因になります。
また、UV-A量のピークは夏です。3月から徐々に増え始めて6〜8月にピークを迎えます。ピークに比べて冬のUV-A量は2分の1程度です。
UV-B
UV-Bとは、UV-Aと比べて波長の短い紫外線です。夏に長時間外に出て肌が赤く焼けるのは、UV-Bが原因です。UV-Bを浴びると角層の保湿力が低下し、キメの乱れや乾燥などの肌トラブルを引き起こします。
UV-B量のピークも夏です。3月から徐々に増えるものの5月・6月は同程度で、7月・8月にピークを迎えます。夏のピークと比べて冬は5分の1程度です。
美肌のために紫外線量に合わせた紫外線対策がマスト
美肌をキープするためには、紫外線量に合わせた紫外線対策をする必要があります。紫外線全体の量やUV-A・UV-Bそれぞれの量に合わせて必要な紫外線対策アイテムも変わってきます。
ここでは、下記の時期ごとに適切な紫外線対策について確認しましょう。
●7〜8月の紫外線対策
●4〜6月・9月の紫外線対策
●1〜3月・10〜12月の紫外線対策
順番に解説します。
7〜8月の紫外線対策
7〜8月は、紫外線のピークを迎える時期です。
日中はできるだけ外出を控える方がよいですが、外出しなければならないときには強い日焼け止めを塗るようにしましょう。
汗で日焼け止めが流れやすいため、ウォータープルーフタイプの日焼け止めを選んでこまめに塗り直しをしましょう。
また、日傘や帽子、サングラスも併せて活用することをおすすめします。UVカット効果のある長袖の洋服を着用し、肌を出さない工夫が必要です。
朝や夕方も、日が登っている間は油断せず、日焼け止めや日焼け防止対策グッズを活用しましょう。
4〜6月・9月の紫外線対策
4〜6月・9月は、うっかり日焼けをしやすい時期です。油断すると、ゴミ出しや洗濯物干しでも日焼けをしてしまうため注意しましょう。
真夏に比べると日差しは弱いものの、しっかり紫外線が降り注いでいるため日焼け止めは欠かせません。日中に外出する際は日傘や帽子、サングラスを活用し、できるだけ日陰を歩きましょう。
ただし、朝や夕方には日差しが弱まっているため、過度な日焼け対策の必要はありません。
1〜3月・10〜12月の紫外線対策
1〜3月・10〜12月の秋冬の時期は乾燥しやすく、肌が紫外線によるダメージを受けやすい状態となっています。
降り注ぐ紫外線量は少ないものの、対策をしていないと気づかないうちにダメージを蓄積してしまいます。
紫外線量の少ないうちに肌を回復させなければ、春に向けての肌の土台づくりができませんSPFやPAの数値は低くても問題ないため、必ず日焼け止めを塗りましょう。
外に出る際は防寒対策もかねて、首やデコルテを覆う洋服やマフラーを着用すると日焼け対策につながります。
部屋の中にも紫外線は降り注ぐ|室内でできる対策
実は、紫外線は窓ガラスをすり抜けて部屋の中にも入ってきます。つまり、室内で過ごすときにも紫外線対策が欠かせません。
ここでは、手軽にできる紫外線対策を3つご紹介します。
●窓にUVカットフィルムを貼る
●遮光カーテン・UVカットカーテンを取り付ける
●日焼け止めをこまめに塗る
順番に確認し、紫外線対策を実践しましょう。
遮光カーテン・UVカットカーテンを取り付ける
部屋のカーテンをUVカット効果のあるカーテンに変えると、カーテンで紫外線を遮断できます。ただし、日中もカーテンを閉めなければ紫外線をカットできません。
100%遮光のカーテンならすべての光を遮りますが、自然光を取り入れて室内を明るく保ちたい場合はレースタイプのUVカットカーテンがおすすめです。
部屋での過ごし方やインテリアに合わせて、遮光カーテン・UVカットカーテンを選びましょう。
日焼け止めをこまめに塗る
家の中でも顔や体に日焼け止めを塗れば、日焼け対策ができます。
屋外ほどの紫外線量はないため、SPFやPAの低い刺激の少ないタイプがおすすめです。おすすめの数値は、SPが15程度、PAが++程度と考えておきましょう。
ただし、日焼け止めの効果を持続させるためには、こまめな塗り直しが欠かせません。
外出をするときは2〜3時間に一度、1日家の中で過ごすときは3〜4時間に一度を目処に日焼け止めを塗り直しをし、美肌をキープしましょう。
月別の紫外線量に合わせて適切な日焼け対策をしよう
月別に紫外線量を見ると、5月〜9月の紫外線量が多いです。なかでも7月8月の紫外線量は多く、できるだけ外出を控える方がよいと考えられています。
また、紫外線は窓ガラスをすり抜けて室内にも侵入します。屋外にいるときのように過敏になる必要がありませんが、室内においても紫外線対策が欠かせません。
UVカットフィルムやUVカットカーテンを設置して、紫外線を浴びない環境づくりをしましょう。
もし、UVカットフィルムで簡単に紫外線対策をしたい場合は、お気軽に弊社までご相談ください。
Q:月別に見ると、紫外線量が1番多い時期はいつ?
A:月別に紫外線量を見ると、7月・8月にピークを迎えます。
Q:紫外線対策は月別に変えるべき?
A:紫外線量は月によって異なるため、対策内容も変えましょう。