排水管は汚れや詰まりが起こりやすく、手入れが厄介な場所です。あまりにも酷い場合は、業者に依頼して洗浄してもらうのが得策でしょう。
しかし、業者に依頼する際に気になるのが料金です。「相場がわからない」「できる限り安く済ませたい」と考える方は多いのではないでしょうか。
今回は、排水管洗浄の料金相場や洗浄を依頼する業者選びのポイントをお伝えします。排水管を洗浄して水回りを快適に使い続けたい方は、ぜひ参考にしてください。
排水管洗浄の料金相場は?
排水管洗浄の料金相場は、以下のとおりです。
- 一戸建て(一般住宅):17,000円〜24,000円
- 一戸建て(二世帯住宅):28,000円〜35,000円
- マンション・アパート (8世帯):48,000円〜60,000円
住まいの状況によって、金額は変動します。
マンション・アパートについては管理人が費用を負担するため、居住者が料金を気にかける必要はありません。また、排水管の仕様や汚れの程度がひどい場合は、追加の調査・作業をするための費用が発生するケースがあります。追加料金となる主な事例は以下のとおりです。
追加料金となるシチュエーション | 追加の調査・作業 | 追加料金 |
排水管が2階にある場合 | なし | +5,000円 |
高圧洗浄しても詰まりが取れない場合 | スコープ調査 | +20,000円〜35,000円 |
汚れがひどく高圧洗浄だけでは対処できない場合 | トーラー機洗浄 | +15,000円〜25,000円 |
排水管が傷んでいたり洗浄効果を上げたりしたい場合 | 薬品洗浄 | +8,000円〜15,000円 |
なお、弊社では1件につき25,000円で排水管洗浄を承っています。追加料金等はないため、安い料金で排水管洗浄が可能です。
排水管を洗浄する頻度はどれくらい?
排水管を洗浄する頻度は、マンションか戸建てかで異なります。適切な頻度で行わないと作業費が高額になったり、排水管を取り替える必要が出てきたりする場合があります。住んでいる物件に合わせて、最適な頻度で排水管洗浄を行いましょう。
集合住宅は2年に1回程度
集合住宅では、少なくとも2年に1回程度の排水管洗浄が必要です。ただし、実際に洗浄を依頼するのは集合住宅の管理人・大家であり、入居者が直接業者を呼び寄せる必要はありません。
入居者は日頃のまめな掃除を怠らず、異変を感じた場合はすぐに管理人・大家に連絡できる体制を整えておきましょう。管理人・大家は不動産を適切に管理するためにも、最低でも2年に1回は排水管洗浄を行いましょう。建物の老朽化が目立つ場合は、半年に1回程度のスパンで排水管の点検・洗浄を行うのが望ましいです。
戸建ては3年に1回程度
戸建て住宅の場合は3年に1度程度は排水管洗浄をしましょう。ハウスメーカーに様子を見てもらえば、適切な洗浄のタイミングも把握できます。
また、排水の流れが悪い、掃除をしても詰まりが改善されないといった異変を感じた場合も、排水管洗浄のタイミングといえます。家庭での水回りの使用状況に応じてスパンは変わりますが、長期間放置するのは避けましょう。適度に洗浄することで、水回りを長く快適に使えます。
排水管を洗浄する際の作業フロー
業者に排水管洗浄を依頼した場合は、以下のような流れで作業が進んでいきます。
- 排水管の詰まりや汚れを確認する
- 室内で排水管を掃除する
- 室外の排水管を掃除する
作業前には、洗浄してもらう排水管の付近をサッと掃除しておきましょう。
1.排水管の詰まりや汚れを確認する
はじめに、排水管の汚れや詰まりを目視で確認してもらいます。この際に汚れや詰まりの原因がわかるため、今後の手入れで注意すべきポイントをおさえられます。汚れや詰まりの原因は水回り設備によって異なりますが、以下のような原因が多いです。
- キッチン:食べ残し・生ごみ・洗剤カス・石鹸カス
- 洗面台やお風呂:洗剤カス・石鹸カス・髪の毛
- トイレ:排泄物・食べ残し・吐瀉物・トイレットペーパー
汚れの具合がひどいと洗浄だけでは取れない場合もあるため、薬品やトーラー機での洗浄を相談してみるとよいでしょう。
2.室内で排水管を掃除する
汚れ・詰まりがチェックできたら、高圧洗浄機で排水管を洗い流していきます。高圧洗浄機はホースが長く排水管の奥まで届きます。
汚れが溜まりやすい箇所・詰まりやすい箇所も徹底して洗い流せるのが特徴です。必要に応じて薬剤やトーラー機での洗浄を行い、排水がスムーズになるようにしていきます。
3.室外の排水管を掃除する
業者に依頼すれば、通常あまり掃除することのない室外の排水管も洗浄してもらえます。屋外の排水マスからホースを通して洗浄するため、詰まり・汚れに加えて匂いも除去可能です。長年メンテナンスしていなかった場合は汚れなどがごそっと取れるため、以後しばらくは排水がスムーズになり快適に使えるでしょう。
排水管の洗浄は自分でできる?
排水管洗浄の料金をできるだけ安く済ませるために、自分で洗浄を行おうと考える方もいるでしょう。
排水管洗浄を自分で行うのは、果たして得策なのでしょうか。
自分で行うのは不可能ではないが難しい
排水管洗浄を自分で行うのは、決して不可能ではありませんが非常に難しいです。自分で洗浄を行う場合、高圧洗浄機や薬剤などを用意する必要があり、コストがかかります。加えて、洗浄機の扱いになれていないまま作業をしても思ったように綺麗にならず、業者に依頼するのと同じくらい綺麗になるとは限りません。
また、取り扱い方に不備があった場合は、漏水や浸水など二次災害が発生する場合もあります。メリットよりもリスクが目立つため、業者に依頼したほうが無難といえるでしょう。
業者に依頼したほうが長く快適に使える
業者に依頼すれば、クオリティの高い洗浄をしてくれるため水回りを長く快適に使えます。漏水・浸水の心配もないうえ、自身の手間もかからないため、負担も少なく済みます。
汚れや詰まりの原因も教えてくれるため、今後詰まりを再発させないために気をつけるべきこと、快適に使うためのコツなどがわかるのも大きなメリットです。一時的にコストはかかるものの、安心して任せられるため、排水管洗浄は業者に依頼したほうが得策といえるでしょう。
排水管洗浄の業者選びのポイント3選
排水管洗浄の業者選びのポイントは、以下の3つです。
- 実績のある業者を選ぶ
- 不要なオプションのない業者を選ぶ
- 困ったら地域の業者やホームセンターに依頼する
1.実績のある業者を選ぶ
排水管洗浄では、実績ある業者に依頼しましょう。
高圧洗浄作業の実績がある業者とない業者では対応に大きな差があります。業者の実績についてはWebサイトやSNSに掲載されているケースが多いため、業者選びはWeb上で行うとよいです。反対に、全く実績がない業者は、作業のクオリティや料金などでトラブルになるケースが考えられます。信頼できないと感じた業者は、選択肢から外しましょう。
2.不要なオプションのない業者を選ぶ
基本料金が安くても、オプションが次々と追加されてしまっては料金が高くなってしまいます。最終的な料金が高額になってしまうと、時間をかけて業者選びをする意味がありません。思わぬ請求額にならないよう、オプションが無料もしくは安価でつけられる業者を選びましょう。
また、不要なオプションがあると感じた場合は、内容を確認したうえで削除してもらえば費用を抑えられます。オプションの内容を入念にチェックし、必要性を見定めましょう。
3.困ったら地域の業者やホームセンターに依頼する
あまりよい業者が見つからないと感じたら、地域密着型の業者や近所のホームセンターに依頼してみるのも一つの手です。地域密着型の業者はすぐに駆けつけてもらえるうえ、近所の人から業者の評判も聞きやすく安心して依頼できます。
ホームセンターでは、メンテナンス程度の洗浄であれば引き受けてもらえるので、定期的な洗浄を安く済ませられます。ただし、汚れや詰まりを完全に取りたい場合は水道工事業者に依頼したほうがよいです。
排水管を洗浄して水回りを快適に
排水管洗浄の料金相場や業者選びのポイントを解説しました。排水管の洗浄は、水回りの設備を長く快適に使うためには重要なメンテナンスです。
弊社は1件につき25,000円で排水管洗浄を承っています。追加料金等もないため、定期的な洗浄で排水管を清潔に保ちたい場合はぜひお問い合わせください。
Q&A
Q.排水管洗浄の費用相場は?
A.以下のとおりです。
- 一戸建て(一般住宅):17,000円〜24,000円
- 一戸建て(二世帯住宅):28,000円〜35,000円
- マンション・アパート (8世帯):48,000円〜60,000円
Q.排水管の洗浄は自分でできる?
A.不可能ではないですが、業者に依頼したほうがメリットも多く安心です。
Q.排水管洗浄の業者選びのポイントは?
A.以下の3点を意識してください。
- 実績のある業者を選ぶ
- 不要なオプションのない業者を選ぶ
- 困ったら地域の業者やホームセンターに依頼する