壁紙の劣化が目立つことで、壁紙リフォームを検討し始めますよね。しかし壁紙の種類が多くてどれを選んだらよいか悩んでしまう方は少なくありません。
この記事では、リフォームにおすすめの壁紙について紹介していきます。各部屋におすすめの壁紙を解説しているので、ぜひ参考にしてください。
壁紙の役割
壁紙には、空間の印象を決めることと快適な環境を保つことの2つの役割があります。以下では、2つの役割について詳しく解説しましょう。
空間の印象を決める
まず、壁紙の色やデザインによって室内の印象が大きく変わります。たとえば壁紙の色を白やアイボリーを選ぶことで、明るく清潔感のある印象を与えることができます。
一方でオレンジや淡い暖色などの色を選べば、落ち着いた空間に仕上げることができるでしょう。色によって与える印象が異なるので、雰囲気に合った色選びが大切です。
また壁紙によって、デザイン性も異なります。派手なデザインのものから落ち着いたデザインのものまでさまざまあるので、自分好みの個性的な空間を演出することも可能です。
快適な環境を保つ
壁紙には、室内の印象を決めるだけでなく快適な環境を保つ役割もあります。たとえば壁紙によっては、以下のような機能が付いています。
・消臭機能
・防カビ機能
・抗菌機能
・汚れ・キズ防止機能
・マイナスイオン放出機能
・吸保湿機能
・抗アレルゲン機能
上記の機能によって、室内環境をより快適に保つことが可能です。また部屋の条件にあった機能を選ぶことでより効果を発揮するので、どの部屋にどの機能が必要なのか把握しておくとよいでしょう。
リフォームにおすすめの壁紙
お部屋ごとによって、最適な色や機能が異なります。そこでここからは、リビング・寝室・キッチン・トイレ及び洗面所に分けておすすめの壁紙を紹介します。
リビング
リビングは家族が集まる空間なので、暖かみのある空間に仕上げるのがおすすめです。そのためリビングに使用する壁紙は、オレンジや淡い暖色などを選ぶとよいでしょう。黄色や緑などもリビングに落ち着いた印象を与えてくれます。
またリビングは人が頻繁に出入りする部屋なので、汚れやすい空間です。そのため汚れ防止機能付きの壁紙を選ぶと汚れがつきにくくなります。他にもキッチンと近く臭い対策が必要となるため、消臭機能がある壁紙を活用するのがおすすめです。
寝室
寝室の壁紙を選ぶ際は、シンプルで落ち着いた雰囲気の壁紙を選ぶのがポイントです。柄が多いものや色が派手な壁紙は、目を刺激してしまうので寝室の壁紙には向いていません。快適な睡眠がとれるようにリラックスできる空間づくりが必要となります。
特に寝室の壁紙には、青色の壁紙がおすすめです。青色には気分を落ち着かせる心理効果があるため、リラックス効果が期待できます。また青色以外の色では、緑やグレー系の色も緊張感を和らげて落ち着いた雰囲気に仕上げてくれるのでおすすめです。
キッチン
キッチンの壁紙は、基本的に無地のデザインを選びましょう。キッチンは食器や家電などさまざまな物が収納されるため、ごちゃごちゃしやすい空間です。そこに柄物やデザイン性の高い壁紙を選んでしまうと、余計ごちゃごちゃした見た目になってしまいます。そのため壁紙のデザインは、できる限りシンプルに抑えることがポイントです。
またキッチンの空間をおしゃれにしたい方は、キッチン扉のカラーと合わせるのがおすすめです。キッチン扉とカラーを合わせることで、まとまりのある印象を与えることができます。まとまりのある印象は清潔感も演出できるため、キッチンに最適な雰囲気に仕上げられます。
ちなみにキッチンの壁紙を選ぶ際は、油汚れ防止機能付きや消臭機能付きの壁紙を選ぶのがおすすめです。油汚れ防止機能付きの壁紙は、特殊なコーティング加工が施されているためたとえ油が付着しても簡単に拭き取れます。また消臭機能付き壁紙は、臭いを吸着及び分解してくれるためキッチン空間を清潔に保ってくれます。
トイレ・洗面所
トイレや洗面所は他の部屋と比べて狭い空間となるため、圧迫感のない色やデザインを選ぶのがおすすめです。原色に近い色ほど圧迫感を与えてしまうので、淡い色やパステルカラーを選ぶとよいでしょう。
また柄物を取り入れたい場合は、柄が大きいデザインよりも小さいデザインを選ぶことで圧迫感がなくなります。ちなみに小さな柄のデザインは、トイレに奥行きを与える効果があるので狭いトイレにおすすめです。
壁紙リフォームの費用
最後に、壁紙リフォームの費用について解説します。壁紙リフォームは壁紙のグレードによって異なるのでよく理解してから検討しましょう。以下に、詳しく解説していきます。
壁紙のグレードにより費用が異なる
壁紙リフォームに掛かる費用は、壁紙のグレードによって異なります。たとえば一般的なクロスとなる量産型クロスの場合は、1㎡あたり1,000円~が相場です。
しかしハイグレードクロスとなる1000番台クロスの場合は、1㎡あたり1,400円~が相場となります。ちなみに1000番台クロスは量産型クロスに比べて、色や柄が豊富に用意されています。そのため壁紙のデザインにこだわりたい方は、少し高額な費用が必要です。
費用を抑える方法
壁紙リフォームの費用を抑えるためには、複数の業者から見積もりをとりましょう。業者によって、得意分野や提案内容が異なるためリフォーム費用が異なります。そのため複数の業者から見積もりをとって比較することで、リフォーム費用を抑えることが可能です。
ただし業者によって見積の書き方が異なるため注意が必要です。たとえば壁紙の単価が㎡なのかmなのかしっかりと確認してから慎重に検討しましょう。