「ユニットバスの換気扇の音が気になる」「ちゃんと喚起されているか不安」と不具合を感じていませんか。
ユニットバスの換気扇の耐用年数は10年程度です。年数が経っていたり、異変を感じたりしているのであれば、交換時期と判断できます。
本記事ではユニットバスの換気扇の交換方法やタイミング、費用の相場をご紹介します。ユニットバスの換気扇を交換して、快適な生活を取り戻しましょう。
ユニットバスの換気扇交換の5つのタイミング
ユニットバスの換気扇の耐用年数は10年程度です。そのため、10年に一度を目安に交換しましょう。
ただ10年経っていなくても、以下のような異変があるなら交換すべきです。
- 電源を入れても回らない
- 振動がある
- おかしな臭いがする
- おかしな音がする・音が大きい
- 喚起されていない気がする
このような異変があるのであれば、浴室内がうまく喚起されていない可能性があります。現象について詳しくみていきましょう。
電源を入れても回らない
電源を入れても回らない場合、換気扇本体が故障しています。換気扇本体をまるごと交換しない限り、再び動き出さないでしょう。
また、換気扇まわりの電気回路に異常が起きている可能性もあるため、無闇に触ると危険です。
かならず業者に点検・交換を依頼しましょう。
振動がある
いつもより振動が大きい場合、埃やサビによる劣化が起きている可能性があります。
埃やサビがファンにたまると、モーターやダクト内のボルトの緩みにつながります。
部品の緩みが原因で、振動が発生しているのかもしれません。大きなトラブルを引き起こす前に業者に修理依頼をしましょう。
おかしな臭いがする
ユニットバス内を掃除したにもかかわらず、変な臭いがする場合はカビが発生しているかもしれません。
カビを放置すると換気扇の劣化につながります。
また、ファンを回すとカビがユニットバス内に飛び散ってしまい、衛生上良くありません。
換気扇をこまめに掃除し、カビを防ぎましょう。
おかしな音がする・音が大きい
換気扇からおかしな音がしたり、いつもより大きな音がしたりする場合、モーターに異常が発生しているかもしれません。
考えられる原因は、以下の通りです。
- モーターやファンがサビている
- モーターの軸のズレや破損、変形が起きている
- モーター内のオイルが切れている
- 埃やカビが溜まっている
- フロントカバーがズレている
換気扇を掃除したり、フロントカバーを戻したりするだけで、正常に戻る場合もあります。破損や変形が起きている場合は、本体の交換や修理が必要です。
換気されていない気がする
ユニットバス内が換気されていないと感じる場合、ファンの回転が弱まっている可能性があります。
ごみや埃を取り除けば正常に動き出す場合もありますが、モーターやファンの破損、サビが発生しているのであれば換気扇本体の交換や修理が必要です。
「湿気が取れない」「異臭が残ったまま」と感じる機会が増えたら、交換のタイミングと考えましょう。
換気扇の種類ごとの交換方法
ユニットバスに取り付けられている換気扇には、以下のような2つの種類があります。
- シロッコファン
- プロペラファン
換気扇と一言で言っても、種類ごとに交換する方法が異なります。2つの換気扇の種類ごとの特徴やそれぞれの交換方法について確認しましょう。
シロッコファン
シロッコファンとは、20枚のファンがついていて、ダクトを通して浴室内の空気を排出する換気扇です。
直接室外とつながっていなくても喚起できるため、設置場所に困りません。
外と風の影響を受けにくく、ファンの音が静かなためユニットバスで採用されやすい換気扇です。
シロッコファンの交換には、天井の設置工事と電気配線、ダクトの配置が必要です。
プロペラファン
プロペラファンとは、ファンを回転させて空気の入れ替えをする換気扇です。
外壁部に取り付けて、ユニットバス内の空気をそのまま外に出して湿気を取り除きます。
直接外部とつながっているため強いパワーで換気できます。ただし、ファンの音が大きいため、集合住宅には適しません。
プロペラファンは外とつながっている壁に設置するだけのため、交換に大きな工事は不要です。
ユニットバスの換気扇は自分で交換できる?
ユニットバスの換気扇の交換工事は自分でもできますが、自分で交換できる換気扇は、プロペラファンのコンセントにつなぐタイプのものに限られます。
そのほかのタイプの換気扇の交換には、電気工事士免許が必要です。
電源やアースを触る場合、専門知識のある電気工事士でなければなりません。素人による工事は非常に危険です。
安全に換気扇を交換するためにも、専門業者に依頼しましょう。
ユニットバスの換気扇交換の費用相場
ユニットバスの交換にかかる費用は、4万〜10万円程度が相場です。交換費用の内訳は、以下のとおりです。
- 換気扇本体費用:1〜4万円程度
- 交換工事費用:2〜4万円程度
- 諸費用:1〜2万円程度
故障した部品の交換のみの場合は、全体を交換するよりも安く費用を抑えられるケースもあります。
故障した部分だけ交換する場合はモーターやパイプファン、タイマースイッチが代表的な修理箇所です。
費用相場はいずれも1〜3万円程度です。
ただし、換気扇の機種によっては、壁を壊して取り付け位置を広げる工事が必要になる場合もあります。
大がかりな工事が必要な場合は、費用が35〜40万円程度かかります。
詳細な費用はご家庭の状況によって異なるため、業者に現場調査をしてもらったうえで、見積書の作成を依頼しましょう。
安心できる業者に依頼するための3つのポイント
ユニットバスの換気扇を交換する場合、多くのケースで専門業者の力が必要です。
しかし、残念ならが悪徳業者に騙される方も少なからずいます。
安心できる業者に依頼するためには、以下の3つのポイントを知っておきましょう。
- 電気工事士の資格を持っている
- 作業実績が豊富にある
- アフターサービスがある
詳しく確認し、安心して換気扇交換を業者に依頼しましょう。
電気工事士の資格を持っている
ユニットバスの換気扇交換は電気部分を触る工事となるため、電気工事士の資格が必要です。
資格を持っていないと十分な知識と経験を持っていないため、ユニットバス内で感電や漏電、ショートなどのトラブルが起きるかもしれません。
かならず交換作業当日に電気工事士が手配できるかどうかを確認し、依頼しましょう。
作業実績が豊富にある
業者を選ぶ際は、ユニットバスの換気扇交換の作業実績が豊富であるかどうかを確認しましょう。
多くの業者が作業実績として施工事例を公式サイトに掲載しているため、簡単に確認できます。
見積もり依頼をする際や問い合わせをする際にも、電話口で過去の実績について詳しく聞くと参考にできます。
アフターサービスがある
アフターサービスがしっかりしている業者を選びましょう。
交換後に万が一不具合が発生したときにどのような対応をしてもらえるかを事前に確認しておくと安心です。
例えば、無料で修理してもらえるか、保証は何ヶ月かなどを確認しておきます。
作業費用が安くてもアフターサービスがないと、後日ほかの業者を手配しなければならなくなり、結果的に費用が高くつくケースも少なくありません。
安さだけで選ばず、アフターサービスの充実度合いの確認も忘れないようにしましょう。
ユニットバスの換気扇交換は信頼できる業者に依頼しよう
いつもと違う音や臭いがしたり、ファンのパワーが落ちていると感じたりしたら、ユニットバスの換気扇交換の時期です。
換気扇の耐用年数は10年程度ですが、異変があったら早めの点検を心がけましょう。
自分で交換できるタイプの換気扇もありますが、電気工事士の免許が必要な工事となるケースも多くあります。
作業実績やアフターサービスの内容をしっかり調べたうえで、安心できる業者に依頼しましょう。
もし、ユニットバスや水回りに関してお困りでしたら、弊社にお気軽にご連絡ください。
Q:ユニットバスの換気扇交換のタイミングはいつ?
A:耐用年数は10年程度ですが、電源を入れても回らない、振動がある、おかしな臭い・音がする、換気されていない気がするなど、気になる場合は早めに点検を依頼しましょう。
Q:ユニットバスの換気扇交換の費用相場は?
A:換気扇本体の交換であれば7〜10万円、故障に関する部品交換のみであれば2〜4万円が相場です。